●1月のある日

冷たくて強い風のせいでスマホの天気予報では体感気温がマイナスで表示されている。家を出るのが遅くなって小走りで駅に向かうも道々の水たまりに張っている薄氷を見つけては足でそぉっと踏む。ぱりっと割れる感触が気持ちがいい。あまり勢いよく突っ込むとつま先が水に濡れてしまうので注意しつつ。
途中でいつもわたしの先を歩くおじさんが見えて時間は大丈夫そうだと安堵する。おじさんはアウターのフードをかぶっている。それがうらやましい。わたしの黒のダウンにはフードはない。この数年はやっているらしいバラクラバっていうのを買ってみようかなと毎回思うけれど、あたたかい電車に乗った途端に忘れているのだ。そんなもの。
いつも真っ先に咲く梅の蕾をチェックしてみたけれど、まだまだぎゅっと固く、こんな寒いのに開きませんよと強い意志を感じる。それはそうだ、寒いよね。先週末に剪定した我が家の梅は、咲くかなと期待をこめて一枝二枝、花瓶に刺しているけれどこちらも気配なし。
でも、あれ・・・?と思ってBlueskyをさかのぼってみたらやっぱり昨年は1月には梅は咲いていた。去年は本当に暖かかったのだね。
●1月のある日

朝起きたら庭の芝生の上に雪が残っていた。昨夜からビュービューと強くて冷たい風が吹いていて、どうやらそれに雪が混じっていたようだ。気付かずにねこたちとぬくぬくと布団で眠りこけていた。残念。
今日は新月、あたらしいことをはじめるには相応しいと言われたりする。だからという訳ではないけれど日記をこちらへ移動してきた。ささやかな日々、それがどれだけ大切かをこんなに感じる日々もないなと思うなど。