良く晴れた春の日に、飛鳥の森で森林浴【祝戸の森】

さて!あたたかくなって日の光も明るくなってきてもぞもぞと動き出したい気持ちになっている人も多いのでは。現代は自然から離れてしまった…と言われることも多いけれど、毎年春がくれば新鮮によろこび、出かけたくなり、何かあたらしいことをはじめようとしてみたり、あながちそうとも言い切れないようなと思う今日この頃。

わたしは先日、国営飛鳥歴史公園の祝戸地区の森を歩いてきた。4月にこの場所で海外からのゲストの方たちとの森林浴に参加することになっている。一度下見を兼ねてどんなところか歩いておこうと思い、お天気の良い3月の日曜日、夫とドライブがてら行ってみることに。

朝からおにぎりを作り、おやつにチョコレートをもって出発。ところが、飛鳥に着く直前に看板にてハーフマラソンの開催を知る…!各所が通行止めになっていて焦る。慌ててスマホで情報を調べるともう一つ歩く予定にしていたキトラ古墳の近隣は13時迄解除されないらしい(こちらは断念した)。祝戸へ行くことにするもこちらも時間によってはまだ解除されていないところもあり。途中で車を止めて時間を潰す。外に出ると本当にいいお天気。見晴らしのいい道の上から辺りを見回すと、足元からぐーんと気持ちのいい伸びが広がってきて、冬の間に縮こまっていたからだが目覚めたかのよう。自分でストレッチやヨガをするときの心地とはまた違う、なんだろうね、あの気持ちよさは!

と、紆余曲折ありながら、漸く到着。祝戸地区の飛鳥稲淵宮殿跡は広場のようになっていてそこに車を止めて歩いて登って行く。途中に今は閉鎖している祝戸荘の前を通る。ゆるやかな上り坂を歩いていると一歩ごとに気持ちよさとうれしさが込み上げてくる。見上げると常緑の木の葉の重なり合う向こうにスポットライトのように太陽が見える。春だねぇ。

森の入口の芝生広場に到着して、そこの岩のベンチでおにぎりと途中で買ったチキンでお昼ごはんを食べ、くぬぎの広場(だったと思う)と書かれた看板が置かれた道を上っていく。歩いていると暑いぐらいだなと感じていると、途中、道の斜面側がスギやヒノキの木立がある日陰のエリアになっていて、その場所に差し掛かるとそちらから急にひんやりとつめたーい風が吹いてきた。少し湿った土の香りを含んだ冷たさが心地いい。明るい木漏れ日が風に揺れるヒノキの葉っぱに落ちている。なんてことのないワンシーンだけど、なぜかとても心に残った。

(春と秋はやわらかい光の木漏れ日をぼんやり眺めて目をゆるませる…五感で感じる森林浴、この時期のわたしのおすすめです。目元がゆるむと連動して頭もゆるんでよりリラックスを感じられます。よかったらやってみてね!)

そうして歩みを進め、美しい眺望を幾度か楽しんだ。これがここの森の一番の魅力ではないかな。飛鳥の棚田の風景、瓦屋根の家々の街並み…。もちろん森も豊かで、広葉樹もありつつ、足元は舗装された道だけでなく地面や落ち葉の感触を楽しめる道もある。途中ゴロゴロと岩場もあって、鳥の声もにぎやか。
夫とわたしと思い思いのペースで歩いていたのだけれど、いつの間にか写真を撮ってくれていたようで、後で送ってくれた写真はどれも明るい光が溢れる今日の様子がよく表れていた。

途中で2組ほど歩く人たちとすれ違った。静かに森をたのしみたいと言っても人気が全くないと、わたしもドキドキすることがあるので、このほどよく人がいる感じは一人でも安心だな、また来ようと思ったのでした。(とは言え安全管理はお忘れなく!)

祝戸地区の地図 

今回歩いたのは芝生広場→稲渕方面展望台→西展望台→東展望台→少し戻って下り道を戻る、のコース

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